第72回ベネチア国際映画祭の最高賞である金獅子賞受賞作にベネズエラ映画「フロム・アファー」が選ばれた。
12日(現地時間)、イタリア・ベネチアのリド島で開かれた閉幕式で、コンペティション部門最高賞を受賞した「フロム・アファー」は、ベネズエラのロレンソ・ビガス監督(48)のデビュー作だ。若い男性を買春している50代の男性が、10代の少年に会って変化する姿を描いた。銀獅子賞(監督賞)は、アルゼンチンのパブロ・トラペロ監督が演出した「ザ・クラン」が受賞した。ブエノスアイレスのギャング団家族の実話を扱った。
男優賞はフランス映画「レルミン」のファブリス・ルキーニ、女優賞は「フォー・ユア・ラブ」のバレリア・ゴリーノが受賞した。新しい傾向の映画に与えられるオリゾンテ賞は、ジェイク・マハフィ監督の米国映画「フリー・イン・ディード」が受賞した。