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曹渓宗で初の「外国語スピーチ大会」

Posted September. 17, 2015 07:04,   

한국어

「Sorry, I am nervous.」(すみません。緊張しています。)

15日午後、ソウル鍾路区(チョンロク)郵政局路の曹渓寺(チョゲサ)横の伝統文化芸術公演会場で、異色のイベントが開催された。大韓仏教曹渓宗教育院の主催で僧伽大学と東国大学に在学する「学生僧侶」を対象にした第1回外国語スピーチ大会の予選だ。

この大会には、個人41人、団体12チーム(121人)が参加した。

英語スピーチの方法には、マイクを持って講演する法文型とパワーポイントや動画を活用したプレゼンテーション型がある。団体チームは、歌や演劇で短いミュージカルのような舞台を披露した。

東鶴寺(トンハクサ)僧伽大学に在学中のジンホン僧侶は、2年前に英語の勉強を本格的に始めることになった理由を英語で発表し、大きな反響を得た。僧侶が修行の一環として寺院内の清掃など雑用をしていると、通り過がりのある女性が幼い息子にする話が耳に入ってきた。「If you don`t study hard, you will become garbage and be thrown out just like her(勉強を一生懸命しなければ、彼女のようにゴミになり、捨てられるのよ)」

その瞬間、僧侶は英語をちゃんと習い、仏教のイメージを改善し、国際布教にも努めることを決心した。大きな拍手を受けて舞台から下りた僧侶は、記者に「大学では法学部に進学し、英語の勉強をすることがあまりなかった。生死の問題を解くために全てを捨てて出家したが、英語の勉強をまたすることになるとは思わなかった」と笑った。

双渓寺(サンゲサ)僧伽大学のファウォン僧侶は「茶道と禅」、雲門寺(ウンムンサ)僧伽大学のヒョンダム僧侶は「精進料理の試演」、中央僧伽大学のイルウォン僧侶は「欲望」をテーマに英語でスピーチした。

ハクイン僧侶は数ヵ月練習したかのように、約4分の間、流暢にスピーチを進めた。全国のど自慢のようにその場で脱落を知らせる「カン」という音はなかった。その代わりに、時間がオーバーすると、司会の僧侶が「コン、コン」と木魚で予告した。この音に焦った一部の僧侶は止まってしまい、頭をかきながら「このような舞台は初めてなので」、「英語は本当に難しいです」、「決選に行って再びこの舞台に立ちたい」など、即興で訴えた。予選を通過した個人9人、団体5チームが10月14日、同じ場所で本戦を行う。

曹渓宗はグローバル時代に合わせて、僧侶の資質向上と国際化に向けて僧伽大学の4年課程のうち2学期間、英語をはじめ中国語や日本語など外国語の受講を義務づけた。

東鶴寺住職のユゴク僧侶は、「時代が変わり、英語も出家者が備えるべき徳の一つになった。単純に英語だけを習うのではなく、経典と仏教意識に関する内容を含めて修行の一環になるようにしている」と話した。



dunanworld@donga.com