チリの首都サンティアゴ北西の海上で地震が発生し、少なくとも5人が死亡した。ニュージーランドやフィジーなどにも津波注意報が発令された。
米地質調査所(USGS)などは、カリフォルニア州やハワイ、日本の南東部にも津波注意報や予報を発令し、津波が18日午前、韓国の海上にも影響を及ぼすと予想した。
USGSは16日午後7時54分(現地時間)、チリ・サンティアゴから北西に228キロ離れた海上で、マグニチュード(M)8.3の地震が発生したと明らかにした。震源の深さは12キロと推定される。最初の地震の後、M6、7を含む余震が15回以上発生した。
チリ内務省は17日午前、死亡者を5人と集計し、海岸低地帯を含む10都市で100万人以上が津波に備えて避難したと明らかにした。チリ国家緊急対策室(ONEMI)は、南部のプエルト・アイセンから北部アリカまで3900キロにわたる海岸低地帯の住民に緊急避難令を下した。チリ政府は17日、すべての学校に休校令を発令した。サンティアゴ国際空港は一時閉鎖されたが、運航は再開されている。
チリには海外同胞が2700人居住しているが、17日現在、被害はない模様だ。
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