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防犯カメラの効果、5大凶悪犯罪が27%も減少

防犯カメラの効果、5大凶悪犯罪が27%も減少

Posted September. 18, 2015 07:24,   

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「トランク殺人」事件の容疑者キム・イルゴンの検挙には、防犯カメラが大きな役割を果たした。事件当日、犯行現場の周辺をうろついていた姿や、近所のディスカウントストアで着替えて姿を消す場面が防犯カメラにそのまま写った。警察はこれに基づいて、キム容疑者の身元と足取りを把握し、包囲網を狭めることができた。

このように防犯カメラは、凶悪犯罪解決の功労者だ。数値もこれを裏付けている。17日国民安全処(安全処)と警察庁によると、昨年防犯カメラを活用して検挙した犯人の数は、前年比83.8%増となった。殺人、強盗、性犯罪などの5大凶悪犯罪に範囲を狭めれば、2013年の539人から昨年は1121人へと、108%も増えている。

防犯カメラは犯罪解決に止まらず、予防の効果も大きかった。昨年子ども保護エリア(スクールゾーン)と公園に4132台の防犯カメラを設置して以降、5大凶悪犯罪の発生件数は、2013年上半期の2479件から今年は1820件へと、26.6%縮小した。殺人は7件から5件に、強盗は14件から5件に減少した。性犯罪(24%)、窃盗(34%)、暴力(19%)も大幅に減っている。

効果は、大都市で相対的に大きいことが分かった。ソウルは5%の減少に止まったが、釜山(プサン、47%)、大田(テジョン、44%)、仁川(インチョン、38%)など、ほとんどの広域市で凶悪犯罪が急減した。京畿道(キョンギド、47%)の減少幅も大きかった。一方、江原道(カンウォンド)、忠清南道(チュンチョンナムド)、全羅北道(チョンラブクト)、全羅南道(チョルラナムド)、慶尚北道(キョンサンブクト)、済州道(チェジュド)は凶悪犯罪が160件から229件へと、むしろ43%増加したことが、調査の結果わかった。安全処の関係者は、「農漁村地域は犯罪発生の密度が低く、犯罪予防よりは摘発の効果が大きいものとされる」と話した。安全処は警察庁と共同で、スクールゾーン・公園での防犯カメラ設置を拡大していく計画だ。



min@donga.com