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B型両親からAB型の娘…「突然変異のAB」は世界初

B型両親からAB型の娘…「突然変異のAB」は世界初

Posted October. 21, 2015 07:27,   

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両親は二人ともB型なのに、その子FAB型の「突然変異AB型(シスーAB09)」血液型が、世界で初めて見つかった。通常、両親が二人ともB型なら、遺伝学的にその子は、B型かO型となる。三星(サムスン)ソウル病院のチョ・ドク教授チームと、順天頲(スンチョンヒャン)大学病院のシン・ヒボン教授チームは、国際学術誌「トランスフュージョンメディシン」の最新号にこのような内容の論文を掲載したと、20日明らかにした。チョ教授は、「国際血液銀行に、シスーAB09型の血液型が報告されたのは、今回が初めてだ」と話した。最初にシスーAB09型の判定を受けた人は、29歳の女性であり、卵巣囊腫の手術のために血液検査を受けていたところ、研究チームによってこのことが見つかった。

通常、一般人の10〜15%ぐらいの一般のAB型は、片方の親からA型遺伝子を、もう一人の親からB型遺伝子を受け継ぐケースがほとんどだ。一方、片方の親からAB型遺伝的特性を受け継いで、AB型になる場合は、シスーAB型と分類され、シスーAB01型からシスーAB08型までがある。

今回見つかったシスーAB09型は、シスAB型の中でも、ユニークに発生したケースだ。両親から遺伝子を受け継いでいない突然変異だからだ。チョ教授は、「遺伝子が突然変異を起こして、祖先の世代とは全く異なる新しい遺伝子が誕生したのだ」と説明した。このようなシスーAB09型は、従来のAB型からは輸血を受けることができず、O型からのみ輸血を受けなければならない。研究チームは、「このように非常に稀な血液型の場合は、普段から、自分の血液を貯蔵しておくのがいい」と話した。



noel@donga.com