「いわゆる『親盧(親盧武鉉)核心』議員の誰も不出馬に関心がない。本当に代表のことを思う人々なのか」
野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表側関係者は25日、このように吐露した。文代表が党の内紛を収拾する方法の一つとして「親盧不出馬」カードを出したが、いざ友軍である親盧陣営は沈黙を守っている。
実際、文代表側は、「早期選挙対策委員会」を提案する前から、親盧議員の不出馬説得に乗り出した。楊正哲(ヤン・ジョンチョル)前大統領広報企画秘書官など院外の側近が、盧英敏(ノ・ヨンミン)、洪永杓(ホン・ヨンピョ)、全海𨩱(チョン・ヘチョル)、尹昊重(ユン・ホジュン)議員など親盧の中心議員に「決断を下してほしい」と要請したが、成果はなかった。文代表の周囲では、「彼らの誰も(不出馬という)馬に乗ろうとしない」と愚痴をこぼした。ある当局者は、「文代表が『親盧はいない』と言うのには、このような背景があるのだろう」と説明した。
党内では、文代表がますます孤立無援の状況に追い込まれている。これまで文代表に友好的だった「486・首都圏・重鎮議員」まで、文代表の「後退」を迫っている。
文代表は25日、クリスマス連休を迎え、釜山(プサン)に向かった。安哲秀(アン・チョルス)議員が離党した直後の14日に釜山を訪れてから10日が経った。文代表は、釜山や自宅のある慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)を行き来し、「後退圧力」への反撃カードを模索している。文代表側は、「27日、首都圏・重鎮議員の懇談会が終われば、(後退など)懸案について話をするのではないか」と述べた。
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