江原道高城郡(カンウォンド・コソングン)の一般前哨(GOP)部隊で銃を乱射し、同僚5人を殺害したイム某兵長(24)への死刑が確定された。これで死刑を待っている受刑者は、61人となった。
最高裁全員合意体(主審=朴商玉最高裁判官)は19日、上官殺害などの容疑で起訴されたイム被告に対し、死刑判決を下した原審を確定した。イム被告は1審と2審で共に死刑判決を受けた経緯がある。
裁判部は、「死刑判決は、犯行責任の度合いや刑罰の目的に照らして、誰もが正当だと認められる特別な事情がある場合にのみに認められる」と前提した後、「犯行の残虐性や被害者数、被害結果の重大性などを総合すれば、被告への法廷最高刑判決は避けられない」と明らかにした。
イム被告は2014年6月21日、高城郡陸軍22師団のGOPで、同僚兵士らに向けて手榴弾を投げた後、銃を乱射して5人を殺害し、7人を負傷させた容疑で拘束起訴された。犯行後、武装した状態で脱営した彼は、自ら命を絶とうとしたが失敗し、逮捕された。イム被告は、「部隊でいじめを受けたことに憤りを感じて、犯行を起こした」と情状酌量を訴えたが、受け入れられなかった。
政府は1997年12月30日に23人に対して死刑を執行後、18年以上も死刑を執行していない。
배석준기자 ペ・ソクジュン記者 eulius@donga.com