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リディア・コが19アンダーで今季初優勝、KIAクラシック

リディア・コが19アンダーで今季初優勝、KIAクラシック

Posted March. 29, 2016 07:18,   

Updated March. 29, 2016 07:25

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女子ゴルフの世界ランキング1位のリディア・コ(19)と2位の朴仁妃(パク・インビ=28)が、裏口をあわせたかのように、「自信を取り戻したのが大きな収穫だ」と口を揃えた。28日に米国カリフォルニア州カールズバッドのアビアラGC(パー72)で開かれた米女子ツアー(LPGA)ツアー・KIAクラシックの第4ラウンドを終えた感想を二人に聞いたときに返ってきた言葉だ。

この日、コは通算19アンダー269を記録し、朴仁妃を4打差で引き離して今季初優勝を挙げた。最終日に同じように5アンダー67でラウンドを回った二人は、31日開幕の今季最初のメジャー大会であるANAインスピレーションを控えて、思う存分調子を上げた。コと朴仁妃が最上のコンディションで臨み、世界トップクラスのスター選手が一堂に会するANAインスピレーションは、リオデジャネイロ五輪を占うことでも注目が集まっている。

コは、先週のファウンダーズカップで2位に終わった悔しさを今回の優勝で晴らした。ファウンダーズカップで13ヵ月ぶりに予選敗退という屈辱を味わった朴仁妃も、スランプへの不安を晴らし、「女帝」の威信を取り戻した。

この日、朴仁妃がコを1打差まで攻め寄りると、コは16~18番で3連続バーディーを奪う完璧なフィニッシュで逃げ切った。通算11勝目で優勝賞金25万5000ドルを獲得したコは、今季獲得賞金を61万4122ドルとし、チャン・ハナ(60万3270ドル)を抜いて賞金ランキング首位に躍り出た。

昨年のエビアン選手権でメジャー史上最年少優勝記録を塗り替えたコは、ニュージーランド選手では男女を通して初のメジャー2勝達成を狙っている。コは、「試合途中、仁妃さんがバーディーを叩き出しているのを詩って、最後まで集中した。ショットの一貫性に手応えを感じているので、メジャー大会が楽しみだ」と話した。

今年初め、腰の負傷と義父に葬儀などの影響で不調だった朴仁妃は2013年のANAインスピレーション(当時はナビスコ選手権)優勝を皮切りにメジャー3連勝の大記録を打ち立てた。朴仁妃は、「大きな大会を前にしてショット感覚やパットなどが戻ってきたので、益々楽しみになってきた。弱点のないコに明け渡した世界1位の座を取り戻すために頑張りたい」と意気込んだ。

コと同じ組でスタートしたパク・ソンヒョン(NEFS)は、シン・ジウン(ハンファ)と4位タイでホールアウトした。パク・ソンヒョンは、「緊張した上に意欲が先走ってミスが多かったけど、目標だったトップ10入りを達成できたので満足している。次回大会はもっと良い成績を出したい」と話した。ANAインスピレーションに出場するパク・ソンヒョンが昨年の全米女子オープン優勝でLPGAツアーに直行した田仁智(チョン・インジ)の後を継ぐのかも興味深い。



김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com