朴槿恵(パク・クンへ)大統領が30日(現地時間)、核セキュリティ・サミットの出席のため米ワシントンに到着した。今年初の海外訪問であり、31日には米国のオバマ大統領、安倍晋三首相、中国の習近平国家主席と2国間会談、日米韓3国首脳会議が行われる。北朝鮮が国際制裁にもかかわらず長射程砲発射など挑発を続ける状況で、核の放棄を誘導することなどが議題になる予定だ。習主席との会談で、懸案である高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島配備についても話し合われるか注目される。
日中韓の首脳が一堂に会する機会だが、日中韓3国首脳会議は行われない。日中韓の首脳は昨年11月、ソウルで3年ぶりに会議を開き、協議を継続することで合意したが、日本の歴史退行行為や日中の領有権問題のため中断している。今回の会議で中国は、日本の2国間首脳会談の要請を拒否した。
外交筋は、「中国は日本が7月の参議院選挙後の態度を見た後、3国首脳会議の出席を考慮する方針だ」と話した。29日に発効された集団的自衛権法関連の後続措置を選挙後に先送りした安倍首相が、衆議院まで解散して同時選挙を行って圧勝をおさめれば、改憲に進む可能性もある。日中関係の根本的枠組みが変わることがあり得る。
朴大統領は来月2~5日にメキシコを訪問し、メキシコのニエト大統領と首脳会談を行う予定だ。これに先立ち30日、京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)のソウル空港で開かれた朴大統領の出国行事に、野党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表は寛勲(クァンフン)クラブ招請討論会の出席、元裕哲(ウォン・ユチョル)院内代表は選挙支援を理由に参加しなかった。与党公認対立の後遺症ではないかという観測も流れている。
조숭호기자 shcho@donga.com · 장택동 チョ・スンホ記者 チャン・テクトン記者 기자will71@donga.com