オリオンの関係者は、「チョコパイバナナは、店頭に並べられるのと同時に売り切れになるなど、品薄状態が続いており、4月中に生産ラインを追加して、供給物量を増やす予定だ」と語った。オリオンは、不足物量を間に合わせようと、2週間前から生産ラインを24時間フル稼働している。チョコパイバナナが人気を博したことで、3月中のオリジナルチョコパイの販売量も、前月比18%も伸びたと、オリオン側は明らかにした。チョコパイバナナは、オリオンが創立60周年を記念して発売した新製品だ。1974年にチョコパイが市場に出てから、42年ぶりに開発された姉妹製品といえる。チョコレートとバナナとを活用したデザートを好む20代や30代の若い世代の味からインスピレーションを得たと、オリオンは明らかにした。
チョコパイは昨年、世界の60数ヵ国で21億個以上が売れた。海外での売上高は3010億ウォンに上っている。チョコパイバナナの海外進出可能性について、オリオンの関係者は、「今のところ、国内ニーズにこたえるのに精一杯なので、物量確保後、考慮したいと思う」と語った。
최혜령기자 チェ・ヘリョン記者 herstory@donga.com