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修理費の高いアイフォンの保険料、50%値上がり

修理費の高いアイフォンの保険料、50%値上がり

Posted May. 10, 2016 07:30,   

Updated May. 10, 2016 07:38

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早ければ7月から、アップルのアイフォンを購入時の携帯電話紛失・破損保険加入保険料が、現在より50%ほど値上がりする。一方、三星(サムスン)のギャラクシーやLG・G5などの保険料は、現在より10~20%下がるものとみられる。

金融監督院(金監院)は、「第2回、国民が体感できる20大金融慣行改革」の一環として、携帯電話の保険料体系をこのように見直すことにしたと、9日明らかにした。金監院は現在、スマートフォンメーカーのアフターサービス(AS)政策とは関係なく、同じ保険料率が適用される携帯電話の保険料を、損害率によって差別化を図ることにした。再編案によると、現在は月5000ウォン前後のアイフォン保険料が今後、月7000ウォン台半ばまで値上がりすることもありうる。

アップルのアイフォンは、故障した携帯電話を別の機器に交換する「リファービッシュ」方式を取っているが、これは部品のみ修理する「部品修理方式」を取っている三星ギャラクシーSやLG・G5に比べてAS費用が一段と高い。これを受け、昨年第4四半期(10~12月)基準でリファービッシュ方式の損害率は151.4%だったが、部品修理方式の損害率は58%に過ぎなかった。

これまで、このような損害率の差は保険料に反映されなかった。アイフォン客が支払うべき高い保険料を、別の携帯電話を使う消費者も負担していたことになる。新保険料率は、通信会社と保険会社との契約期間によって、SKテレコムとLGユープラスは今年中旬から、KTは来年初頭から適用される予定だ。

また、金監院は客が携帯電話の修理後、保険会社に保険金を直接要求する必要なしに、今後は修理メーカーが客に代わって保険金を請求するよう、システムを見直すことにした。これは、保険金の請求手続きが複雑で、消費者が少額の保険金請求はそのままあきらめる事例が多いという指摘を反映した措置といえる。



황성호기자 ファン・ソンホ記者 hsh0330@donga.com