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文化財庁は、「2000年、驪州高達寺址の発掘過程で追加出土された螭首のかけら2点を、文化財委員会の審議を経て、元宗大師塔碑に接合・復元することにした」と、19日明らかにした。これに先立って、国立中央博物館は2年前、螭首のかけら2点を発掘機関から受け取っており、年明けにこれを調査した際、毀損される前の位置を把握した。
高麗時代だった975年に建てられたこの塔碑は、高さが3.2メートル、幅が1.6メートルで、当時の高僧だった元宗大師の出生や行跡などが石に刻まれている。日本植民地時代だった1915年、塔碑が崩壊して、碑身(碑文が刻まれた碑石の胴体)が8個に壊れて、国立中央博物館の収蔵庫に保管されてきた。碑身を除く螭首や龜趺(亀の形で作った碑石の土台)は1963年に宝物に別途指定され、驪州高達寺址に設置された。現在、碑身の複製品が2014年に作られ、螭首や龜趺と結合されている。
文化財庁は1963年、当時、国家文化財指定から漏れた碑身についても、宝物申請を進める計画だ。しかし、追加で見つかった螭首のかけらと違って、碑身については接合復元を当面、進めないことにした。螭首や龜趺に取り付けられている碑身の複製品を外す過程で、傷つけられる懸念があるという指摘によるものだ。
김상운 キム・サンウン記者 기자sukim@donga.com