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戦略核ICBM搭載。メガトン級威力の戦術核 半径100メートル以内を攻撃

戦略核ICBM搭載。メガトン級威力の戦術核 半径100メートル以内を攻撃

Posted September. 14, 2016 11:38,   

Updated September. 14, 2016 11:46

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5回目の核実験後、北朝鮮の核使用を断念させる案として、戦略核の開発と戦術核の韓半島再配備などが議論され、戦略核と戦術核の違いについて関心が集まっている。


戦略核は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など射程距離が6000キロ以上のミサイルに搭載する核弾頭や爆発の威力がメガトン(1メガトンはTNT100万トンの爆発力)級の水素爆弾を意味し、戦術核は威力や投下手段の射程距離の面で戦略核に比べて多少劣る核兵器を指す。核開発自体は核不拡散条約(NPT)体制下にいる限り難しいため、戦術核の再配備問題の議論が活発になっている。


最大威力340キロトン(1キロトンはTNT1000トンの爆発力)で目標物の半径約100メートル以内に投下できるB61は代表的な戦術核に挙げられる。米軍がB1B戦略爆撃機に続き韓半島に展開すると予想されるB2ステルス爆撃機、B52戦略爆撃機は、B61を搭載して有事の際に北朝鮮指揮部や核施設を焦土化できる。B61の爆発力は広島に投下した原子爆弾「リトルボーイ」の威力(15キロトン)の20倍を超え、京畿道烏山(キョンギ・オサン)基地などに配備して北朝鮮が核を使えば最短時間で核報復に出る可能性があることを警告する狙いがある。

 

軍消息筋は、「韓国軍の主力戦闘機であるKF16やF15Kは、ソフトウェアと外部武装空間を一部変更すればB61を搭載できる」とし、「有事の際、韓国軍の戦闘機などの投下手段に戦術核を搭載して迅速に対応することを模索しなければならない」と強調した。

在韓米軍は、原子砲など950の戦術核を韓半島に配備していたが縮小し、冷戦後1991年に在韓米軍に残っていた戦術核をすべて撤収した。リュックサック核爆弾や核地雷、原子砲など小型の戦術核はほとんど廃棄された。



손효주기자 ソン・ヒョジュ記者 hjson@donga.com