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ゴッホの晩年代表作「正午の休憩」が欧州外へ初外出

ゴッホの晩年代表作「正午の休憩」が欧州外へ初外出

Posted November. 02, 2016 07:16,   

Updated November. 02, 2016 07:39

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韓国とフランスの国交130周年を記念する「フランス国立オルセー美術館」展が、来年3月5日まで、ソウル瑞草区(ソチョグ)にある芸術の殿堂・ハンガラム美術館1階の展示室で行われる。

ジャン・フランソワ・ミレーの油彩画「落穂拾い」(1857年)やヴィンセント・ヴァン・ゴッホの油彩画「正午の休憩」(1890年)を始め、今年で開館30周年を迎えたパリ・オルセー美術館の代表的傑作所蔵品に会うことができる。展示作品約130点は主に、19世紀に欧州で活動した人たちの作品を選んだ。カミーユ・ピサロ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、エドガー・ドガ、ウジェーヌ・ドラクロワなど、作家リストも華やかだ。

ミレーは、ゴッホが「正午の休憩」を完成させる24年前だった1866年、紙にパステルやコンテのクレヨンで同じタイトルの絵画を描いた。農業に乗り出した男女が、藁の山を背中に昼寝をしている姿を描いた全体構図や人物の姿勢、素材配置がほぼ同じだが、左右方向が逆となっている。ゴッホは1889年に精神療養院に入った後、模作を始めたと言われているが、ミレーの作品をどのようなルートで接したかについては、理論がまちまちだ。

芸術の殿堂の関係者は、「ゴッホが死亡する6か月前に完成した晩年の代表作『正午の休憩』は、オルセー美術館が1986年にオープン後、作品の保存や管理のため、欧州外地域には一度も持ち出したことがない。今回の韓国展示は極めて異例の決定だ」と話した。

ミレーの「羊飼いの少女」(1857年)やゴーギャンの「ブルターニュの女性たち」(1894年)、オーギュスト・ルノワールの「ピアノに寄る娘たち」(1892年)、エミール・ベルナールの「牧童の休憩」(1908年)なども展示される。映像メディアや美術書籍を通じてよく接した絵画の実物を確認し、浪漫主義や写実主義、印象主義、自然主義、象徴主義など、当代に流行した芸術思潮の流れを見ることができる。お問い合わせは02-325-1077〜8まで。


孫宅均 sohn@donga.com