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[オピニオン]イヴァンカ・トランプ

Posted November. 15, 2016 09:45,   

Updated November. 15, 2016 09:48

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米国の第45代大統領に当選したドナルド・トランプ氏にとって長女イヴァンカ氏(35)は、「生活の支え」を越えて大統領選陣営の核心参謀であり一等功労者だ。イヴァンカ氏は、人前にあまり出ないメラニア夫人に代わって大統領選候補の妻の空席を埋めた。トランプ氏も娘が臨月で一緒にいることができない時は、1日3回電話をかけて助言を求めた。

◆イヴァンカ氏の存在感は、大統領選運動の重要な時に際立った。暴行事件などの問題を起こした選対本部長を解任するよう父親を説得した。7月の共和党全国大会では感性的な支援演説を通じて最高のスターに浮上した。人種差別や女性蔑視などトランプ氏の否定的なイメージを取り去ることにも一助となった。長女の功労を実感した父親は、イヴァンカ氏を頼もしい助力者と考え、3男2女の中でも最も寵愛しているという。

◆米女性雑誌「コスモポリタン」の「イヴァンカについて知るべき7つのこと」によると、イヴァンカ氏は幼い頃からずっとスポットライトを受けて成長し、不動産財閥の相続者であると同時に自分の名前がついたファッションブランドを経営する堂々たる実業家だ。しばらく振るわなかったイヴァンカ氏の事業は、父親の当選後、注目を浴びている。元モデルらしく完璧なスタイルを持つイヴァンカ氏は、名門ペンシルバニア大学ウォートン・スクールを出た才媛だ。ユダヤ系の富豪の夫と出会ってユダヤ教に改宗し、2男1女をもうけた。子供の教育にも熱心だ。最近彼女のインスタグラムに5才の娘が中国の伝統服を着て唐詩を詠む動画がアップされ話題を集めた。

◆トランプ氏がイヴァンカ夫婦を長男、次男と共に政権移行チームの執行委員に選び、縁戚政治問題が起こった。執行委員16人中4人を自身の子息で埋めたため、公の家族パーティをしたと言っても過言ではない。以前イヴァンカ氏は、「政府に参加するつもりはない」と明らかにした。最近、政治専門紙「ポリティコ」は、「政府職責なく特別補佐官として裏で参謀の役割をするだろう」と見通した。優れた容貌と頭脳、手腕を備えた「大統領の娘」、公式職責を引き受けようが引き受けまいが、トランプ氏の「秘密兵器」がホワイトハウスの「核心実力者」になることは時間の問題のようだ

高美錫(コ・ミソク)論説委員mskoh119@donga.com



고미석기자 コ・ミソク記者 mskoh119@donga.com