新年になれば、数え年で30になるイ・ジョンウン(キョチョンF&B)が20代序盤が大多数のフィールドに飛び込む。周囲からは引き留める声もあったが、若い時から夢見てきた舞台を諦めたくなかった。
イ・ジョンウンは5日、米国フロリダ州デイトナビーチのLPGAインターナショナルGC(パー72)で開催されたLPGAツアー・クォリファイングスクール最終戦の最終ラウンドでスコアを3つ伸ばした。通算10アンダー350を記録して単独5位となり、上位20位まで与えられる2017年のLPGAツアー全試合出場権を確保した。
二転三起の末に得た合格証だ。2006年の韓国女子ツアー(KLPGA)でデビューし通算5勝を挙げたイ・ジョンウンは、日ごろから韓国で10年間プレーした後は米国に進出して10年間プレーすることを目標に掲げた。だが、2014年のLPGAツアー・クォリファイングスクールで2打差で脱落したのに続き、昨年は55位に終わり辛苦をなめた。3度目の挑戦に成功したイ・ジョンウンは、「これが最後だと思ったけどフルシードをもらったので何かを成し遂げた気持ち」と喜んだ。また、「来年のLPGAツアーで1勝を挙げたい。シードも必ず維持して、二度もクォリファイングスクールを経験したくない」と言って笑った。
イ・ジョンウンは韓国女子ゴルフスターが多い1988年の辰年生まれだ。リオデジャネイロ五輪金メダリストの朴仁妃(パク・インビ)、今年日本女子ツアー賞金1位のイ・ボミと2位の申智愛(シン・ジエ)、キム・ハヌル、キム・インギョン、チェ・ナヨンと同年だ。華麗なキャリアを積んできた同期たちに隠れていたイ・ジョンウンは、「絶対行きたいと思っていた場所だ。少し遅れたけど、色々と学んで、体の管理を良くして長くプレーできる素敵な選手になりたい。ドライバーショットの飛距離では負けない自信がある」と話した。156人が出場した今回のクォリファイングスクールの最終戦で、全試合出場権を確保した韓国選手はイ・ジョンウンだけだ。
一方、米国のジェイ・マリー・グリーンは(22)通算13アンダー347で首席合格の栄誉を預かった。日本の17歳、畑岡奈紗は14位タイ(5アンダー355)で来シーズンのLPGAツアー出場資格を得た。
金鍾錫 kjs0123@donga.com