25日、慶尚北道(キョンサンブクド)や慶州市によると、慶州世界文化エキスポは、2006年のカンボジア・アンコールワットや2013年のトルコのイスタンブールに続いて、海外では3回目で今年11月、ベトナムのホーチミン市で開催される。1998年の第1回を皮切りに、2015年までに8回開催された慶州世界文化エキスポの累積観覧客数は約1700万人に上る。
韓国とベトナムとの交流が活発になっている状況の中で行われる今回のエキスポは、経済協力を基に文化協力を拡大することが目的だ。ベトナムは韓国の国外投資首位、輸出第3位の国であり、韓国企業4600社余りが進出している。
組織委員会の創立総会は来月21日、ホーチミン市で開かれ、組織委員は40人だ。組織委員長は、金寛容(キム・グァンヨン)慶尚北道知事とグエン・タイン・フォン・ホーチミン市長、崔良植(チェ・ヤンシク)慶州市長が共同で務める。総会後、両国経済関係者が出席する懇談会を通じて、エキスポが経済レベルで両国に貢献する方策について議論する。ベトナムの経済首都と呼ばれているホーチミンは人口1100万人、韓国人は約10万人が住んでいる。
「文化交流を通じたアジアの共同繁栄」をテーマに開かれる今回のエキスポは、今年11月9日〜12月3日に、市役所前の広場を中心に、ホーチミン市のいたるところで公演や展示シンポジウムなどが多彩に繰り広げられる。公演団は40カ国から1万人が参加する。金知事は、「今回のエキスポは、両国が1992年に外交関係を樹立後、最も注目されるイベントになるだろう」とし、「経済や文化協力を基に、両国が新しい未来を共に切り開く足がかりになるよう努力していきたい」と語った。
李權孝 boriam@donga.com