安氏側関係者は20日、「20、30代では野党『共に民主党』の文在寅(ムン・ジェイン)前代表の支持層が半分以上で熱心な支持層が多いため、安氏の支持者が『いじめ』を心配して自分の考えを明らかにできない」との考えを示した。2012年の大統領選候補の辞退や民主党との統合などこれまでの安氏の浮沈を見て、安氏の支持者が積極的な支持を明らかにできなくなっているという説明だ。
これまで安氏が2013年の4・24ソウル蘆原(ノウォン)丙補欠選挙から昨年の4・13総選挙まで多くの選挙で勝利または引分けの結果をもたらしたことも、このような主張の根拠になっている。このような理由で、安氏は最近自分の低い支持率について、「過去の総選挙の時も見たが、14%の支持率で26.74%を得票した。プラス12%すればいい」と意に介さない様子だった。世論捜査が現実をしっかり反映できていないということだ。
同党は、憲法裁判所の弾劾審判と「共に民主党」の予備選が政界の流れを変え得る契機だと見ている。「共に民主党」の予備選で文氏が候補に選出されれば、朴智元(パク・チウォン)代表の主張どおり「文在寅恐怖症」が表れて中道・保守が安氏に傾くと期待している。
このように安氏側が「シャイ支持層」の存在を強調するのは、支持率上昇の期待も反映されている。選挙序盤に支持率が1%にすぎなかったトランプ米大統領の前例が安氏にも起こることを願っているのだ。
しかし、「シャイ安哲秀」に対する反論もある。世論捜査機関「オピニオン・ライブ」のユン・ヒウン世論分析センター長は、「安氏の支持者の大半は、積極的な支持層というよりも勢力に対する反感を持って安氏を支持することになった」とし、「自分の考えを故意に隠す支持層はほとんどいない」と指摘した。政治状況の変化によって安氏を支持したにすぎず、支持層の忠誠度が低いため、安氏がきっかけを手にできなければ支持率反転は難しいと、ユン・センター長は分析する。
一方、安氏は同日、中浪区(チュンランク)韓国建設基礎安全保健教育院を訪れ、「教育革命そして科学技術革命、公正な競争が可能な産業構造をつくる仕事、この3つのことをすれば中長期的に多くの雇用を創出できる」とし若者雇用対策を強調した。
黃炯? constant25@donga.com