最近、複数の公演会場が一般人に対して、ステージと舞台裏までを開放して見学を提供するプログラムが人気を集めている。会場のしきいを下げる効果はもとより、舞台裏が気になっていた人たちからの反応も高い。
昨年オープンしたソウルロッテコンサートホールは、毎週月曜日の午前11時半にコンサートホールを無料で開放する。客席に直接座ってコンサートホールの構造と特徴などについて聞くことができる。特に、国内コンサートホールでは初めて設置されたパイプオルガンの構造についての説明とパイプオルガンに保存された音楽を、直接聞く時間が人気がある。
ロッテコンサートホールのハン・グァンギュ代表は、「クラシック公演会場の敷居が高く、コンサートホールに来るのがやや不慣れな人たちが、気軽に会場を経験しながら、クラシックをより身近に感じてもらいたい」と語った。4月から開始され、一回当たりに先着200名まで、入場料は無料。お問い合わせは1544-7744まで。
ソウル世宗(セジョン)文化会館も、5月から3つの会場を見学する「世宗ツアー」を行う。世宗文化会館大劇場のパイプオルガンと会場の舞台裏、スタッフの姿を直接目で確認することができる。
ツアーマネージャーが同行して、会場のいたるところを説明する。出演者たちが待っている楽屋、オーケストラピット、舞台監督の調整デスクなど、会場の生々しい現場を直接体験できる。もし、ツアー当日にステージリハーサルが行われていれば、出演陣の練習現場も見ることができる。「自由学期制連携コース」を申し込んでいるなら、世宗文化会館傘下の9つのソウル市芸術団員の練習スペースにも出向き、直接講義を聞くこともできる。小中高校生は3000ウォン、大人は5000ウォン。お問い合わせは02-399-1000まで。
ソウル芸術の殿堂は2005年から、舞台技術専門家の説明を添えた有料バックステージプログラムを手がけている。今後芸術の殿堂は、年齢別に特化した適合型ツアー、専門芸術家の目線に合わせた特化したプロフェッショナルツアーなどを開発・運営する計画だ。1回当たり40名を定員に、個人または団体申請者を受けつける。青少年は3000ウォン、大人は5000ウォン。お問い合わせは02-580-1300まで。
2007年から毎年、公演会場ツアーを行っている京畿城南(キョンギ・ソンナム)アートセンターは、今年も、会場観覧マナーと舞台を探訪するプログラムを運営している。この3年間、平均2500人がツアーに参加するほど反応が良い。公演と連携して、ミュージカルやオペラなどのリハーサルも見ることができる。参加費は無料。お問い合わせは031-783-8081まで。
京畿高揚(コヤン)文化財団も、3月22日と4月5、19日に会場ツアーを実施する。高揚アラムヌリのアラム劇場、アラム音楽堂、セラセ劇場、ノルモク野外劇場を回りながら、関連説明を聞くことができる。入場料は無料。お問い合わせは031-960-0025まで。
金東昱 creating@donga.com