三星重工業は、日本の海運会社「MOL」から2015年2月に受注した2万150TEU級コンテナ船4隻のうち、最初の船舶の建造を終え、15日、慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)造船所で命名式を行った。命名式には、三星重工業の朴大永(パク・デヨン)社長とMOLの池田潤一郞社長など90人余りが出席した。船舶は、「MOLトライアンフ(TRIUMPH・写真)」号と名付けられた。
長さ=400メートル、幅=58.8メートル、高さ=32.8メートルのMOLトライアンフは、標準コンテナ2万150個を一度に運ぶことができる。
三星重工業が独自開発したスクリューなどで省エネ能力を強化したMOLトライアンフは、現在、世界で建造されたコンテナ船の中では最も大きな船舶であり、2万TEU時代を切り開いた初のコンテナ船という記録を共に残すことになった。三星重工業の関係者は、「2016年1月末の鋼材切断式後、約15ヶ月に渡る建造期間中、一件の事故もなく、2万TEUコンテナ船時代を世界で初めて切り開いたことに格別な意味がある」と明らかにした。命名式を終えた船は、仕上げの作業を経て、27日に船主に引き渡され、欧州航路に投入されるという。三星重工業は、今年9隻の2万TEU級コンテナ船を追加建造して納品する計画だ。
金道炯 dodo@donga.com