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「金漢率が北朝鮮の指導者になる可能性は希薄」 米紙報道

「金漢率が北朝鮮の指導者になる可能性は希薄」 米紙報道

Posted March. 18, 2017 08:43,   

Updated March. 18, 2017 08:45

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「未来の北朝鮮の指導者は金漢率(キム・ハンソル)?」

米紙ニューヨークタイムズは16日(現地時間)、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)の長男である金漢率(22、写真)にスポットライトを当てた企画動画を掲載しながら、このようなタイトルをつけた。その内容も、金漢率が、叔父である金正恩(キム・ジョンウン)労働党書記の座に入れ替わる可能性を計算するものであり、平壌(ピョンヤン)の気持ちを刺激するのに十分だった。

しかし、同紙は、「その可能性は極めて低い」という正反対の結論を下した。金漢率は、留学派である上英語の流暢な「国際的(cosmopolitan)」姿が魅力的だが、若い年齢や北朝鮮での低い認知度などで、指導者になるのは難しいという。

韓国近現代史の専門家であるシカゴ大学のブルース・カミングス碩座教授は、「家系図では王族だが、ペンのインクも乾いていないほど幼い」と評価した。コロンビア大学のスティーブン・ノーファー教授は、「北朝鮮の情報統制状況を考慮すると、住民らは金正男や彼の家族の存在をほとんど知らないだろう」と主張し、指導者としては適していないかもしれないと予測した。

金漢率が2012年、フィンランド・メディアのインタビューで、「独裁者」と批判した叔父・金正恩に「睨まれ」、指導者登板どころか殺害脅威を懸念しなければならない立場に置かれているという分析もある。国民大学のアンドレイ・ランコフ教授は、「金氏一族を支持する忠誠派の立場から見れば、(金漢率は)裏切り者だ」と診断した。



韓基渽 record@donga.com