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ウォール街「恐れを知らない少女像」、もう1年間残ることに

ウォール街「恐れを知らない少女像」、もう1年間残ることに

Posted March. 29, 2017 08:34,   

Updated March. 29, 2017 08:34

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米ニューヨーク・マンハッタン南方のニューヨーク証券取引所近くにある「チャージング・ブル」は、米国の資本主義とウォール街を象徴する名物だ。「国際女性デー」(3月8日)前日の今月7日未明、チャージング・ブルの前で両手を腰にあて、チャージング・ブルを堂々と凝視する「恐れを知らない少女像」が設置された。彫刻家クリステン・ヴィスバルさんが製作したこの作品は、「男性中心のウォール街と大企業の経営陣でも男女平等が実現されなければならない」という意味が込められている。

この少女像は、当初来月2日に撤去される予定だった。しかしニューヨークの観光客の間で人気が高まり、像の存続を求める請願運動に3万人近い市民が参加すると、ニューヨーク市が27日、「来年2月まで像を撤去しない」と決定を下した。

ニューヨークのビル・デブラシオ市長は同日、声明を通じて、「『恐れを知らない少女像』は、短い期間ここに立って、多くの人々が女性のリーダーシップについて話すよう促す役割をした」と評価した。そして、「今回の決定は、彼女(少女像)が自分の力で作り出した。『あきらめることを拒否する少女』にふさわしい決定だ」と付け加えた。ニューヨーク市はこの少女像をチャージング・ブルのように永久的な象徴物にするかどうかはまだ決めていない。

突然、少女像の「敵」のようになってしまった「チャージング・ブル」側は憤った。チャージング・ブルの彫刻家アーチュロ・ディ・モディカさんは、「(チャージング・ブルに立ちはだかる)少女像はただ大衆の注目を集めるための秀作にすぎず、予定通り4月2日に撤去されなければ訴訟も辞さない」という構えだと、米紙ニューヨーク・ポストが消息筋を引用して報じた。



夫亨權 bookum90@donga.com