直前の大会まで、こんな成績を出した選手が米男子ツアー(PGA)の第5のメジャー戦と言われるプレイヤーズ選手権で優勝を飾ると予想した人が果たしていただろうか。
PGAツアーのプロ出身で米国のゴルフチャンネルで解説者として活動しているブランデル・シャンブリー氏は同日、キム・シウ(22=CJ大韓通運)の優勝について、こうコメントした。「おそらくゴルフ歴史上最大の番狂わせだろう」。
キム・シウは15日、米国フロリダ州ポンテ・ベドラ・ビーチにあるTPCソーグラス(パー72)で行われた最終ラウンドで、3アンダー63をマークした。通算10アンダー278を記録したキム・シウは2位タイのイアン・ポルタ―(英国)とルイ・ウストハイゼン(南アフリカ、以上7アンダー281)を3打差に突き放して大会最年少優勝を果たした。
この日、キム・シウのショットが完璧だったとは言えない。平均ドライバー飛距離は306ヤードもあったが、14度のドライバーショットのうちボールがフェアウェーに落ちたのは9度(64.3%)しかなかった。パーオン率も44.4%(18回のうち8回)に過ぎなかった。
李憲宰 uni@donga.com