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1980年代パナマ独裁者、ノリエガ元将軍が死去

1980年代パナマ独裁者、ノリエガ元将軍が死去

Posted May. 31, 2017 08:43,   

Updated May. 31, 2017 08:48

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1980年代、中南米の代表的な独裁的指導者だったパナマのマヌエル・ノリエガ元将軍が29日(現地時間)に死去したと、AP通信などが報じた。享年83歳。レナセル刑務所に服役中だったノリエガ氏は、脳腫瘍の手術を受けるために1月29日から自宅軟禁状態で過ごし、3月に首都パナマにある聖トーマス病院で腫瘍の除去手術を受けた。

当時、ノリエガ氏の代弁者は病院で緊急記者会見を行い、「ノリエガ氏は2度目の手術を終えたが、出血が続き深刻な状況だ」とし、「回復の見込みは非常に慎重だ」と伝えた。ノリエガ氏は集中治療病棟にいたが、目覚めることはなかった。

ノリエガ氏は1980年代、クーデターで発足したパナマ軍事政権の実権を握り、1983年から1989年まで統治した。1989年、米国のパナマ侵攻で権力の座から退いた後、1990年に戦争捕虜として米国に引き渡された。麻薬密売やマネーロンダリングなどの容疑で米国やフランスなどで長い間服役し、2011年12月に本国で追放された。パナマ裁判所の裁判で殺人、横領、腐敗などの容疑で懲役60年の刑を宣告され、レナセル刑務所で服役してきた。



金守蓮 sykim@donga.com