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「兪炳彦の娘」ユ・ソムナ氏、7日に韓国へ送還

「兪炳彦の娘」ユ・ソムナ氏、7日に韓国へ送還

Posted June. 03, 2017 08:36,   

Updated June. 03, 2017 08:37

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旅客船「セウォル号」の船社である清海鎮(チョンへジン)海運の実所有者だったセモグループの兪炳彦(ユ・ビョンオン)元会長(死亡)の長女「ユ・ソムナ」氏(51)が7日、国内に強制送還される。ユ氏はセウォル号惨事直後だった2014年4月末に検察から出頭要求を受けたが、これに応じず、フランスにとどまってきた。

2日、法務部によると、フランス最高行政裁判所であるコンセイユ・デタ(Conseil d'Etat)は先月30日、ユ氏がフランス政府の韓国送還決定に不服して起こした訴訟を却下した。ユ氏は2014年5月、パリの高級アパートでフランス警察に逮捕されたが、息子が未成年者(当時16歳)である理由が認められ、在宅起訴の状態で送還不服訴訟を起こした。法務部は、コンセイユ・デタの決定直後、フランス政府と送還手続きの協議に着手した。

法務部は6日、現地でユ氏の身柄を引き渡され、7日、仁川(インチョン)空港からの送還を進めることにした。検察護送チームは先月30日、崔順実(チェ・スンシル)被告(61・拘束起訴)の娘であるチョン・ユラ氏(21)の送還時のように、ユ氏が仁川行の国籍機に搭乗した直後に逮捕令状を執行する方針だ。ユ氏は韓国でデザイン会社を経営しながら、セモグループの系列会社「タパンダ」からコンサルティング費の名目で48億ウォンを横領など、セモグループの系列会社に492億ウォンの損害を与えた容疑が持たれている。ユ氏に対する捜査は、セウォル号惨事の原因を捜査してきた仁川地検特捜部が担当する。

ユ氏が韓国送還を避けるために、欧州人権裁判所に提訴をすると、強制送還手続きは中止となることもありうる。しかし、ユ氏は豆西友データーの決定が出て3日目の2日まで特別な動きを示している。法務部の関係者は、「諸事情を勘案すると、ユ氏が不服訴訟を継続する可能性は高くないようだ」と話した。



신광영 シン・グァンヨン記者 neo@donga.com