1961年の5・16軍事政変の当日、外交部長官に任命された康京和(カン・ギョンファ)氏の父親で元韓国放送(KBS)アナウンサーの康チャンソン氏と元首相の金鍾泌(キム・ジョンピル)氏との間にあったエピソードは広く知られている。
4日、国会人事聴聞委員などによると、金氏は証言録『笑而不答』、『5・16 Dデーの24時間』で、「事を起こさなければならなかった。南山(ナムサン)のKBSにまた行った。今度はアナウンサーの康チャンソン氏がいた。懐から布告文を取り出して『放送してほしい』と言った。その文書は私が事前に作成したものだ」と書いた。
金氏は証言録で、「康氏は午前9時に布告文1号から4号を読んだ」と明らかにした。布告文は、「軍事革命委員会は公共の安寧秩序を維持するために5月16日午前9時を期に大韓民国全域に非常戒厳を実施し、一切の屋内外の集会は禁止する・・・」(1号)、「軍事革命委員会は5月16日午前7時、張勉(チャン・ミョン)政府からすべての政権を引き継いだ。民議院・参議院および地方議会を16日午後8時を期に解散する・・・」(4号)などだ。
康京和氏は、平壌(ピョンヤン)出身である父親のことを取り上げ、「私の父親も北朝鮮から来た多くの離散家族の1人だった。(問題が解決する)未来が早く来ることを望む」と話した。
張寬錫 jks@donga.com