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自律走行冷蔵庫

Posted September. 04, 2017 09:41,   

Updated September. 04, 2017 09:46

한국어

「セックスとスマートフォンのうち一つをあきらめなければならないなら?」というひょうきんな質問を3年前、ボストンコンサルティンググループが韓国、米国、ドイツ、ブラジル、中国、インド人7500人に投げかけた。全体的にセックスを放棄するという答えが平均38%だった。これだけでもスマートフォン中毒なのに、韓国人はなんと60%が肉体的関係は断ち切ることができても、スマートフォンの電源は切れないと回答した。世界最悪少子化の責任がスマートフォンにもあったようだ。

◆スマートフォンへのこだわり現象を裏返せば、世界がより密につながっているという意味だ。全世界の部屋をネットワークで結んだ「エアベッド&ブレックファスト」の創業者らがすごいのは、極端な個人主義時代に相互依存性が急速に広がっていることを先に感知したからだ。ビジネスのアイデアは、その洞察力の副産物である。最近、一部のエアベッド&ブレックファストの利用客が、性的暴行被害に遭ったのは、大量生産、大量消費の方法の伝統的資本主義と流れのことなる共有経済の初期段階で現れた混乱である。

◆ドイツで1日(現地時間)に開幕した国際家電見本市(IFA)の行事は、自律走行技術が自動車だけでなく、家電製品にも適用できる可能性を示した。パナソニックの自律走行冷蔵庫は、普段はビルトイン形であるが、テレビを見ていた持主が呼べば、自ら動いて手を伸ばせば届く位置まで来る。三星(サムスン)電子は、オフィスでスマートフォンで冷蔵庫の中を見ながら食材を注文できるスマート冷蔵庫を披露した。LG電子の芝刈りロボットは芝の状態をリアルタイムで把握できる。

◆毎年賢くなる人工知能(AI)技術は、企業や個人に期待と不安を同時に与えている。部屋やタクシーを貸すようなアナログ的すべての行為は、革新企業を通してデジタル化され、初期の混乱期を経る。その混乱が終わると普及が急速に進むことが、第4次産業革命の共通プロセスである。中間程度でも生きることのできた「平均の時代」が終わり、革新してこそやっと生きることのできる「加速の時代」が始まっている。トーマス・フリードマンの言葉だ。