「こんにちは。文在寅(ムン・ジェイン)です。今、道路公社の特別交通対策本部に来ています」
文在寅大統領が2日、秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)連休を迎えて、「一日交通通信員」となった。文大統領は同日午前、京畿城南(キョンギ・ソンナム)にある韓国道路公社の交通情報センターを訪れ、「この時間、最も込んでいる高速道路はやはり京釜(キョンブ)高速道路です。釜山(プサン)方向にソウル料金所前から総30キロの区間が渋滞しています」と生放送で交通状況を伝えた。
文大統領はまた、「長距離運転で最も危険なのは居眠り運転だ」とし、「政府は国民一人一人が安全で快適に故郷に行って来ることができるように最善を尽くしたい」と語った。文大統領は、連休計画を尋ねた質問に、「大統領府で祭祀(韓国式の法事)をするつもりだが、故郷には行けず墓参りもできないので、少し残念だ」と語り、「それでも連休が非常に長いので、備えることは備えながら休みの時間をできるだけ多く持ちたいと思う」と答えた。
続いて文大統領は、同日午後、連休中も勤務している市民たちに励ましの電話をかけた。文大統領は、南極世宗(セジョン)科学基地の研究員、陸軍訓練兵、ソウル市タサンコールセンターの相談員、交番勤務中の警察官、独島(トクド)警備隊長などに電話をかけて、励ましと感謝の意を伝えた。
一方、8月の最終週から4週連続で下落していた文大統領の国政遂行の支持率は、同日5週間ぶりに反発した。世論調査機関「リアルメーター」は、先月25日から29日まで、全国の成人2523人を対象に行った調査で、文大統領の国政遂行支持率が67.7%を記録したと明らかにした。これは先週より2.1%ポイント上昇した数値だ。
韓相準 alwaysj@donga.com