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「カムサハムニダ」 亡命兵がイ・グクジョン教授にお礼のメモ

「カムサハムニダ」 亡命兵がイ・グクジョン教授にお礼のメモ

Posted December. 18, 2017 09:26,   

Updated December. 18, 2017 09:50

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北朝鮮から亡命してきた兵士「オ・チョンソン」氏(25)が、京畿水原市(キョンギ・スウォンシ)にある亜洲(アジュ)大学病院から、城南市(ソンナムシ)にある国軍首都病院に運ばれる前に、イ・グクジョン教授をはじめとする医療スタッフに感謝の手書きメモを残した。

17日、東亜(トンア)日報が入手したオ氏のメモには、「亜洲大学病院の中の(イ・グクジョン)教授をはじめとするすべての先生からよく治療していただき、本当にありがとうございました」と書かれている。末尾には「オ・チョンソン」という名前も大きく押して書いた。このメモは、オ氏が亜洲大学病院を去った15日に書いたことが分かった。イ教授などから1回目の手術を受けてから32日ぶりのことだった。

この日オ氏は、イ教授に対し、「在韓米軍と韓国人に感謝する。献血もたくさんやりたいし、税金もたくさん納めたい」と話したと伝えられた。これに先立ってイ教授は、先月22日の記者会見で、「兵士の体には大韓民国国民が自分の腕を刺しながら献血した血液1万2000ccが流れている。(オ氏は)韓国で会社に通いながら稼いだお金で税金を納め、再び国家経済に貢献してほしい」と語った。これに対してオ氏が応えたことになる。

イ教授は、オ氏に法学概論の本をプレゼントした。彼は、「(オ氏は)幼い頃から軍生活をしたため、勉強をたくさんできなかったという。今後どのような仕事をしても、社会に多く貢献できる人になってほしいという意味だ」とその趣旨を明らかにした。イ教授は、新しい環境に置かれるオ氏に、「心配してはいけない」と安心させたとも言った。

イ教授は、「オ氏が韓国社会にうまく定着して『水原のオ氏』として暮らしてほしい」とし、「状況がよくなかった時よりは好転したが、まだ肝数値が高い。よく治療を受けることになり、とても幸いだと思う」と取材陣に語った。

オ氏は今週から、国軍首都病院でリハビリ治療と一緒に亡命経緯などについて、国家情報院と軍関係者から合同尋問を受けることになる。



シン・ギュジン記者 newjin@donga.com