
スピードスケート男子1500メートルの世界ランキング1位、ロシアのデニス・ユスコフ(28、写真)のドーピング違反の疑惑が晴れ、平昌(ピョンチャン)冬季五輪への出場可能性が高まった。英国の国際スポーツメディア「インサイド・ザ・ゲームズ」は19日、「国際オリンピック委員会(IOC)懲戒委員会はユスコフがドーピング違反を犯したという十分な証拠を見つけることができなかった。彼に対する全ての調査が終わった」と報じた。ただ、IOCがロシアの五輪参加を認めないと決定しているだけに、ユスコフも五輪に参加するためには、個人として出場しなければならない。
ユスコフの五輪参加が可能になったことを受け、男子中距離のメダル争いはさらに激化しそうだ。ユスコフは、今季の1500メートルで最強者として君臨してきた。五輪出場権がかかった国際スケート連盟(ISU)のワールドカップ(W杯)第1~4戦で、欠場した第2戦を除いて、金メダル3つを獲得している。とくに米国ソルトレークシティで開催されたW杯第4戦では、1分41秒02秒で世界記録を更新した。現在、W杯ポイントを300点獲得しランキング1位を保っている。ユスコフは、1000メートルでも金メダル一つ、銅メダル一つを獲得し、世界ランキング3位に入っている。
韓国代表ではキム・テユン、モ・テボム、チョン・ジェウンが1000メートルで、李承勲(イ・スンフン)とキム・ミンソクが1500メートルに出場する。
姜泓求 windup@donga.com