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江華から珍島、済州へと…「高麗三別抄」のすべて

江華から珍島、済州へと…「高麗三別抄」のすべて

Posted December. 21, 2017 09:21,   

Updated December. 21, 2017 09:41

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来年の高麗建国1100周年を迎えて、三別抄(サムビョルチョ)にスポットライトを当てた展示が行われる。

国立済州(チェジュ)博物館は、13世紀後半、東アジアを制覇したモンゴルに対抗して粘り強く抗戦を繰り広げた高麗軍を扱う「三別抄と東アジア」の特別展を披露している。江華(カンファ)から珍島(チンド)、済州、日本に至るまでの高麗三別抄の旅を示す展示で構成されている。三別抄抗争のすべての遺跡を網羅した展示は今回が初めてだ。

三別抄の誕生から最後までの立体的展示を用意するために、国内外の27の機関から計570点あまりの遺物を集めた。高麗後期の社会像を示す最新の発掘成果も紹介した。

今回展示された国宝第272号の初雕大蔵経と宝物第1156号の再雕大蔵経は、仏心に頼って国難を克服した先祖の意志を垣間見ることができる。宝物第336号の鄭地(チョン・ジ)將軍の鎧を通して、希少価値の高い高麗時代の鎧を観覧できる。国宝と宝物を合わせて計10点の国指定文化財を展示した。検討建国特別展は、済州博物館を皮切りに、全国の主要博物館で、様々なテーマの下、順次開催される。来年2月28日まで。



金相雲 sukim@donga.com