米国の世界防衛の責任を負うマティス国防長官が連日、北朝鮮に対する強硬発言を連発している。マティス長官は22日(現地時間)、ノースカロライナ州フォートブラッグにある第82空挺師団を訪問し、「韓半島に暗雲が立ち込めている」と述べ、「楽観的に考える理由はない。米軍が韓半島に起こり得る戦争に備える心づもりをしなければならない」と強調した。
さらに将兵にT・R・フェーレンバックの著書『This kind of war』を読むよう薦め、「戦争に対する準備ができていなければならない」と強調した。韓国戦争に米軍将校として参戦したフェーレンバックが初期の米軍の作戦失敗などについて記録した内容が含まれている。
またマティス長官は、「有事の際、在韓米軍の家族を短期間に退避させる非常対応を計画している」と明らかにした。ただ、「まだそのような時ではないと考える」とし、「今は退避のためのいかなる計画もない」と付け加えた。平昌(ピョンチャン)冬季五輪については、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が選手たちを殺して全世界に戦いを挑むほど愚かだとは考えない」とし、「五輪を妨害する可能性を低い」との考えを示した。
朴庭勳 sunshade@donga.com