感性人工知能(AI)システムの発展によって、2022年には、スマートフォンのようなパーソナル機器が人間の感情を把握できるという見通しが出た。
12日、グローバル情報技術(IT)市場調査会社ガートナーは、「予測2018:個人用機器」と題した報告書を発表した。ここでロベルタ・コーザ責任研究員は、「感性AIシステムは、機械がユーザーの感情や気分を把握して分析する。人の表情、アクセント、行動、パターンなど様々なデータを分析して感情的な文脈を追加することで、ユーザーの経験を信じられないほどのレベルに向上させることができる」と説明した。
また、ガートナーは、2021年までウェアラブル機器ユーザーの10%は、ライフスタイルの変化を経験し、ユーザーの寿命が平均6ヶ月延長されかねないと見込んだ。健康上の緊急事態やうつ病などの感情状態を診断する専門デバイスが開発される可能性が高いからだ。
ガートナーは、「ウェアラブル機器がユーザーの運動量を増やす効果があり、一部のウェアラブル機器は睡眠時無呼吸症や心臓不整脈を発見したりもする」と明らかにした。生体認証などのセキュリティ技術が発展し、2022年には全体デジタル認証のうち、パスワード方式の割合は10%未満になるだろうという予測も出した。
一方、米ソフトウェア会社「アドビ」は、独自の報告書を通じて、「昨年第4四半期(10~12月)の米国内でのアマゾンエコやグーグルホームなどの音声認識秘書の販売量は前年同期比103%も伸びた」と明らかにした。また、音声認識秘書を置いた消費者の半数以上が、一日に少なくとも一度は使っており、22%は、音声命令を使用して買い物をすることが調査の結果分かった。
金成圭 sunggyu@donga.com