18日にオープンする仁川(インチョン)国際空港の第2ターミナルを利用する旅行者は、無人搭乗手続き(セルフチェックイン)機器などで、30分で出国手続きを終えることができる。また、高速鉄道(KTX)駅から航空機の手荷物を事前に送って、空港に移動できる「光明(クァンミョン)駅都心空港ターミナル」もオープンするなど、仁川空港からの出国が簡単になることが予想される。
国土交通部(国土部)は、仁川空港の第2ターミナルにセルフチェックイン機器62台と無人貨物託送(セルフバックドロップ)機器34台を設置したと、14日明らかにした。セルフチェックインは、乗客が航空会社のカウンターに出向かず自動化機器(キオスク)からチケットを受け取るシステムである。航空便の予約番号を入力して、バーコードリーダーにパスポートをかざすだけで座席指定はもとより、マイレージまで積み立てることができる。
セルフバックドロップ機器を利用すれば、手荷物もカウンターを経由せず送ることができる。乗客が無人託送機に搭乗チケットとパスポートの情報を入力すれば、テープ型認識票が機械から出力される。乗客はこの認識票を手荷物に付着したり、巻いた後、機器の隣のコンベアベルトに載せればいい。
セルフチェックイン機は、従来の第1ターミナルにも92台が設置されている。しかし、各ターミナルの利用客(第1ターミナルは14万7900人、第2ターミナルは4万9300人)1万人当たりの機器数は、第2ターミナルが第1ターミナルに比べて2倍ほど多い。セルフバックドロップ機器も同様に一日の利用客数を考慮すれば、第2ターミナルが7倍以上多いというのが国土部の説明である。
第2ターミナルでは、これらの無人機器を利用すれば、搭乗手続きを完了するまでの時間が30分と予想される。第1ターミナルでは43分がかかるのに比べて、手続き時間が30%短縮されることになる。
尹進宦(ユン・ジンファン)国土部航空政策課長は、「この他、金属物質と非金属物質を一度に探知する先端検出台を第2ターミナルに新たに導入し、セキュリティ要員の追加検索なしに迅速な出国ができるようにした」と紹介した。
一方、第2ターミナルのオープン前日である17日午後2時に、京釜(キョンブ)高速線の光明駅で都心空港ターミナルもオープンする予定だ。KTXに乗って光明駅で降りた乗客は、ここで航空チケットを受け取って荷物を送ることはもとより、出国審査まで終えることができる。仁川空港に到着しては、都心空港ターミナル利用者専用のファーストトラック(Fast track)から早く出国することになる。
大韓(テハン)航空、アシアナ航空、済州(チェジュ)航空、ティーウェイ航空、エアソウル、イースター航空、ジンエアーの7つの航空会社はここにチェックインカウンターを用意した。ただ、米路線の乗客は、米政府のセキュリティ対策に基づいて都心空港ターミナルで出国手続きを踏むことができない。
都心空港ターミナルのオープンに合わせて光明駅と仁川空港とを結ぶリムジンバスは、従来の50分置きから20〜30分置きに増える。このバスを利用すれば、仁川空港の第1ターミナルまで50分、第2ターミナルまでは65分で到着できる。料金は、各ターミナル共に1人当たり1万5000ウォンとなっている。
チョン・ホソン記者 thousand@donga.com