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女フィギュア世界2位、ケイトリン・オズモンド

女フィギュア世界2位、ケイトリン・オズモンド

Posted January. 16, 2018 09:36,   

Updated January. 16, 2018 09:39

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鮮やかなジャンプを成功させた彼女が優雅に微笑むと、歓声が起こった。フィギュアスケート女子シングルの会場では、カナダのファンが国旗を振って彼女の名前を力いっぱい叫ぶ。実力と美貌を兼ね備えたケイトリン・オズモンドさん(23)は、カナダ・フィギュアの「希望」だ。

オズモンドさんの故郷、カナダのニューファンドランド・ラブラドール州マリーズタウンには、彼女の名前から取ったスケートリンク「ケイトリンオズモンドアリーナ」があるほど、彼女はカナダの人々から愛されている。カナダは世界ランキング2位のオズモンドさんが、2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪でカナダ史上2番目の女子シングル金メダルを取ることを願っている。

昨年12月、国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケートGPファイナルが開かれた名古屋で会ったオズモンドさんは、「五輪シーズンなので、ファンの期待が大きいことを知っている。五輪で生涯最高の演技をしたい」と話した。そして、「江陵(カンヌン)のアイスアリーナで開かれた4大陸選手権(テストイベント)に参加した時、競技場がとても美しいと思った。同じ場所で開かれる平昌五輪が期待される」と付け加えた。

3歳の時、姉についてフィギュアを始めたオズモンドさんは、ジュニア時代には頭角を現すことはなかった。しかし、2014年ソチ冬季五輪を控えて開かれた自国の選手権で200点台(207.24点)を突破してトップになり、期待選手に浮上した。ソチ五輪では「美女スケーター」と注目されたが、成績はかんばしくなかった。団体戦で銀メダルを取ったが個人戦では13位に終わった。オズモンドさんは「10代の時に参加したソチ五輪は大きな舞台の経験を積む良い機会だった。しかし、あの時も私の心の中にあった目標は、ただ2018年の五輪で良い成績を出さなければならないということだった」と話す。

五輪後、世界トップレベルの選手に成長する途中、オズモンドさんは負傷で低迷した。その年の9月、練習中に右足を骨折したのだ。彼女は、「(負傷した時)再びフィギュアができないと思った。本当にショックだった」と振り返った。足にボルトを打ち込む大手術をした彼女は悪夢のようなリハビリの末、約11ヵ月ぶりに再びリンクに立った。オズモンドさんは「両親やコーチ、ファンをがっかりさせてはいけないと思った。フィギュアは私の人生なので、人生をあきらめられなかった」と話した。

オズモンドさんは昨シーズンのISU世界選手権で世界1位のエフゲニア・メドベージェワ(19・ロシア)に続き2位になって復活した。今シーズンにはISUグランプリシリーズのスケートカナダで、212.91点で優勝し、五輪への期待を高めた。

オズモンドさんは得意の難度の高いトリプル(3回転)ジャンプが強力な武器だ。しかし、難度が高くミスも多い。3回転フリップ‐3回転トウループのコンビネーションジャンプ(基本点9.6点)など5つの3回転ジャンプを取り入れたフリーで大きなミスなく演技すれば高得点を狙えるが、ジャンプ後に転倒するミスが出れば、簡単に崩れる傾向がある。オズモンドさんは、卓越したジャンプ力に比べて着地の時の安定感に欠けるという評価を受ける。グランプリファイナルでも、ショートプログラムでトップに立ったが、フリーでジャンプのミスが出て5位になり、3位(総点基準)に終わった。オズモンドさんは、「金メダルを取るにはフリーの安定感を高めなければならない。振付、ジャンプの練習と共に精神面を強化するためにカウンセリングも受けている」と話した。

オズモンドさんは、競技中にミスが出た時も笑顔を忘れない。そのためにつけられたもう一つのニックネームが「スマイルガール」だ。勝負欲がないのではないかと言う人もいるが、オズモンドさんの考えは違う。彼女は、「いつも前向きに考えようと努める。一つのミスがあってもプログラムが完全に終わったわけではなく私の演技は続く。今日がだめなら次の大会がまたある。だから顔をしかめるよりも笑顔をファンに見せたい」と話した。

オズモンドさんは、ソチ五輪でライバルだった「フィギュア女王」金妍兒(キム・ヨンア)を覚えている。彼女は、「金妍兒さんは私のロールモデルの一人だ。彼女はいつも完璧な演技をする選手」と話した。そして、「平昌五輪でクリーンな演技をして表彰台に立って、いつよりも明るく笑いたい」と話した。



鄭允喆 trigger@donga.com