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文大統領「合同チーム、南北関係を解く端緒になる」

文大統領「合同チーム、南北関係を解く端緒になる」

Posted January. 18, 2018 10:02,   

Updated January. 18, 2018 10:32

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が17日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪アイスホッケー女子の南北合同チームの構成と関連して「韓国と北朝鮮が一つのチームを作って共に競技に臨むなら、その姿そのものが恐らく長く歴史の名場面になるだろう」と述べた。体育界を中心に起こっている反発にもかかわらず、南北関係のために一部種目の合同チーム構成を推進する考えを再度明らかにしたのだ。

文大統領は同日、忠清北道鎮川(チュンプクト・ジンチョン)の国家代表の選手村を訪れ、「(アイスホッケー女子の南北合同チームが)今後、南北関係をうまく解いていく大変良い出発にもなるだろう」と述べた。文大統領は、「(合同チーム議論が)実現するかどうかを離れ、それによって韓国アイスホッケーチームに多くの国民の関心を注がれることになる。不人気種目の悲しみを拭う良い契機になるのではないか」と選手を激励した。選手村訪問には、都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官や任鍾晳(イム・ジョンソク)大統領秘書室長らが同行した。

平昌五輪開幕式の南北選手団の合同入場については、「まだ分からない。しかし、もし(南北が)合同で入場し、合同チームを作ることができるなら、北朝鮮が単に参加すること以上に南北関係を発展させるうえで良い端緒になるのではないか期待する」と話した。

文大統領は、「冷え込んだ南北関係を解く大変良い契機になるだろう」と平昌五輪が南北関係転換の契機になると期待を示し、「北朝鮮が平昌五輪に参加すること自体、韓国の平昌五輪興行を助け、黒字大会にする大きな役割を果たすと信じる」と述べた。そして、「平昌五輪が治癒の五輪、平和の五輪になるといい」と付け加えた。

しかし、文大統領の要請にもかかわらず、アイスホッケー女子チームをめぐる懸念は大きい。アイスホッケー女子国家代表チームのセラ・マリー監督は、南北合同チームについて「五輪を目指して練習したのに後で合流した人に席を奪われる剥奪感が大きいだろう」と懸念を示した。



韓相準 alwaysj@donga.com