「立春の寒さは借りてでも必ずやってくる」ということわざがある。春の始まりを知らせる立春には、もれなく必ず寒さがやってくるという意味だ。今年も同じだ。
しばらく下火になっていた寒波が、週末の3日から再び猛威を振るうものと見られる。特に今年の立春(4日)は、この10年間で最も寒い立春になると予想される。
冷たい高気圧の影響で、3日のソウルの朝の最低気温は氷点下9度、日中の気温は氷点下5度を記録するものと見られる。忠州(チュンジュ)は氷点下3度、世宗(セジョン)市と全州(チョンジュ)市は氷点下2度、鉄原(チョルウォン)は氷点下6度と、全国のほとんどの地域が日中も氷点下の気温にとどまると予想される。中部と西海岸地域は冷たい空気を作た雪雲の帯で、2日夜から始まった雪が午前まで続く。忠南(チュンナム)西海岸と全羅(チョンラ)の西海岸、済州島(チェジュド)は午後も雪が降るところがあるだろう。
立春の4日は気温がさらに下がる。冷たい北側の高気圧が本格的に韓半島を覆うことになり、ソウルの朝の気温は氷点下13度まで下がる。楊州(ヤンジュ)と鉄原は氷点下20度近くまで下がると予想される。立春は主に1月末~2月初めにかけているだけに、寒さは特異な現象ではない。しかし、今年は2008年以来、最も寒い立春になると予想される。
寒さは、来週半ばまで続く。木曜日の8日からソウルをはじめ、全国の多くの地域の日中の気温は零度以上を取り戻すと予想される。平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕日である9日は、全国が平年の水準を見せると予想される。
開幕式が開かれる平昌(大關嶺観測所基準)の気温も、週末と週明けは氷点下19度まで下がるが、開幕日は朝の気温が零下10度、日中の気温は0度まで上がると予想された。10日の朝の気温が氷点下9度と予測されたことを考慮すれば、開幕式が開かれる9日夕方の平昌の気温は氷点下9度~氷点下5度の間と見込まれる。
李美智 image@donga.com