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金与正氏ら北朝鮮高官級代表団が搭乗する専用機

金与正氏ら北朝鮮高官級代表団が搭乗する専用機

Posted February. 09, 2018 08:08,   

Updated February. 09, 2018 08:08

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北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党宣伝扇動部副部長ら高官級代表団が9日に搭乗する専用機は、ウクライナのアントーノウ社製造のAn-148機の可能性が高い。1機の価格が約300億ウォンの短距離の機種だ。金正恩(キム・ジョンウン)党委員長は、直接テスト操縦する様子を公開するほど愛用しているという。

高官級代表団が同機を利用する場合、制裁違反論議が起こる可能性がある。この旅客機は、米国の独自制裁対象である高麗(コリョ)航空が2015年に購入したことが分かった。白の機体の表面にも「高麗航空」という文字と北朝鮮の国旗が鮮明に描かれている。統一部当局者は、「高麗航空で運用する飛行機に乗って来る場合、対北制裁の論議が起きないよう協議しなければならない」と話した。

金正恩氏の公式専用機「チャムメ1号」に搭乗する可能性があるという観測も流れている。旧ソ連のイリューシン設計局が製作したイリューシン(IL-62)機種を改造したものだ。2014年の仁川(インチョン)アジア大会の時も、崔竜海(チェ・リョンヘ)氏ら「実力者3人衆」が乗った飛行機だ。北朝鮮はこの機種を1986年以前に導入したという。An-148より旧型だ。

しかし、安全問題のためにチャムメ1号を利用する可能性は半々だ。2014年11月に崔竜海氏が特使の資格でこの飛行機に乗ってロシア・モスクワに行く途中、機体が故障して引き返したことがある。中国は2013年、この飛行機が領空を運航できないよう禁止した。


洪禎秀 hong@donga.com