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西欧24ヵ国vsロシア、ツァーリ時代の新たな冷戦

西欧24ヵ国vsロシア、ツァーリ時代の新たな冷戦

Posted March. 28, 2018 09:25,   

Updated March. 28, 2018 09:25

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英国の同盟国家であるオーストラリアが27日、自国に派遣されたロシア外交官2人を追放し、ロシア外交官追放の波に参加した国家は23ヵ国に増えた。ベルギーとアイスランドも一両日中にロシア外交官の追放を発表する予定なので、その規模はさらに大きくなると見える。

ロシアに温情的な態度だったトランプ米大統領が就任後、最も強硬な態度で対ロシア制裁に乗り出し、ロシアと西欧国家の間で「21世紀新冷戦構図」も拡大している。今回、西欧世界の大規模なロシア外交官追放は、単一国家に対する外交官追放の中で史上最大規模と評されている。

英BBCは、「冷戦時代とソビエト連邦時代の時の敵対関係以来のロシアと西欧世界の最大の衝突」とし、「冷戦の幽霊が再び登場している」と懸念を示した。米紙ニューヨーク・タイムズも、「核戦争の脅威を知り、各自の考えが明確だった過去の冷戦時代より予測が不可能という点で今の状況はより悪い」と憂慮した。

 

導火線は、英国で起こった二重スパイに対するロシアの毒殺企図疑惑だった。2014年のロシアのクリミア半島併合後、16年の米大統領選介入、昨年のフランス、オランダ、ドイツ総選挙介入につながるロシアのこれまでの行動に対し、全世界の国家の忍耐が爆発したという分析も多い。英紙ガーディアンは、「今回の西欧世界の団結した措置は、英国に対する連帯の次元を越えた、ロシアに対する集団的抵抗」と分析した。

 

ロシア外交部は、「集団的な挑発行為を見過ごすことはできない。近くプーチン大統領が対応を決定する」と強く反発した。


董正民 ditto@donga.com