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米大統領補佐官「北朝鮮の決断をテストする」

米大統領補佐官「北朝鮮の決断をテストする」

Posted May. 01, 2018 08:27,   

Updated May. 01, 2018 08:27

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ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が5月に開かれる米朝首脳会談で、「北朝鮮の『非核化の決断』をテストすることを望む」とし、会談準備にスピードをつけている。大統領府は、米朝首脳会談が当初の予想より前倒しになるムードになったことで、5月の第3週に予定された韓米首脳会談も時期が早まると見ている。

ボルトン氏は先月29日(現地時間)、FOXニュースとのインタビューで、「初対面(米朝首脳会談)で彼ら(北朝鮮)が戦略的決断をしたという証拠を見出すためにテストすることを望む」と明らかにした。ボルトン氏は、北朝鮮の非核化は「米国が譲歩する前にすべての核兵器、核燃料、弾道ミサイルを廃棄すること」とし、「先に核廃棄、後に関係正常化」のリビアモデルについて、「大いに念頭に置いている」と言及した。また、米朝首脳会談の議題と関連して、「弾道ミサイル、化学兵器、韓国系米国人拘束、日本人拉致問題などがあるが、25年以上前に北朝鮮が合意した核問題から始めることが良い出発」と付け加えた。

 

中東を歴訪中のポンペオ米国務長官も同日、ABC放送とのインタビューで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との平壌(ピョンヤン)会談について、「彼(金正恩氏)は、それ(完全な非核化)について協議し、私たちがその目標を達成するよう助ける地図を広げる準備ができているということで同意した」と述べた。

米朝首脳会談開催地の発表が差し迫っていると予想される中、シンガポールとスイス・ジュネーブの2国が有力な候補地に挙げられる。モンゴルやウランバートルなども議論されているという。ボルトン氏は、「金正恩氏がすべての核兵器計画を放棄するという戦略的決断をしたなら、場所と時間を決めることは容易だと考える」と話した。

 

大統領府関係者は30日、記者団に対して、「場所が狭まったため、米朝首脳会談の日程が少し早く出ないか」とし、「米朝首脳会談の日程を見て、それに連動して韓米首脳会談の日を決めるだろう」と話した。大統領府はホワイトハウスが早ければ今週内に米朝首脳会談の場所と日を発表すると見ている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、首席・補佐官会議で、「米朝首脳会談の成功に向けて米国との緊密な協議など政府ができる必要な努力を尽くすことを望む。南北米3国対話のチャンネルを緊密に稼動せよ」と指示した。


朴湧 parky@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com