海外主要国の韓国文化の需要を具体的に把握するビッグデータの分析システムが用意される。文化体育観光部・海外文化広報院(キム・テフン院長)は30日、記者懇談会を開き、「韓国文化の需要は世界の地域別に細分化されているが、基礎情報が不足し差別化した戦略策定が困難なのが現状だ」とし、「文化、芸術、コンテンツ、観光分野の海外10カ国の反応を分析する『韓流巨大資料(ビッグデータ)総合情報システム』を構築して、適合型戦略の策定に活用したい」と明らかにした。
このシステムの構築と運用には、2019~2022年の間に104億ウォンを投入する計画だ。キム院長は、政策樹立目的の調査に過度に多額の予算を使うのではないかという質問に、「KOTRAが貿易投資情報を提供するように、情報を公開して民間事業者と研究者が活用できるようにしたい」と語った。また、海外文化広報院は、東南アジア諸国連合(ASEAN)とロシア、独立国家共同体(CIS)などへと文化交流を広げる一方、大衆文化の中心から文学や視覚・公演芸術をはじめとする基礎芸術全般へと韓流のすそ野を拡大していく考えを明らかにした。
趙鍾燁 jjj@donga.com