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米朝会談、20日頃板門店で開催か

Posted May. 02, 2018 08:34,   

Updated May. 02, 2018 08:34

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トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の世紀の「核談判」が分断の象徴である板門店(パンムンジョム)で開かれる可能性が高まった。トランプ氏が直接、候補地として板門店に再び言及し、「途方もない記念イベントになるだろう」と明らかにしたためだ。これと関連して韓米当局は、20日前後に板門店で米朝首脳会談が開催されることに備えて準備に着手した。

トランプ氏は先月30日(現地時間)、ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領との首脳会談後の共同会見で、「米朝会談が非武装地帯(DMZ)で開かれることは可能か」という質問に「可能だ。全面的に可能だ。私たちは平和の家、自由の家で開催する可能性についても話している」と述べた。さらに「文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも話した。文氏を通じて北朝鮮とも連絡した」と明らかにした。板門店会談と関連して、韓米はもとより米朝間にも接触があったことを公式に確認したのだ。これに先立ちトランプ氏はツイッターに、「平和の家、自由の家が第3国よりも代表性を帯びて重要であり、より長く記憶される場所ではないだろうか」とし、板門店会談の可能性に初めて言及した。

またトランプ氏は、「私が板門店でしたいと思う理由がある。事がうまく解決されれば、第3国でなくそこですることは途方もない記念イベントになるだろう」と強調した。その一方で、「シンガポールを含め他の場所も見ている」と余地を残した。

大統領府は、トランプ氏が板門店での開催の可能性を明らかにしたことを受け、歓迎のムードだ。ある関係者は1日、「分断を溶かして新たな平和の里程標を立てる場所として板門店は非常に意味があると考える」と強調した。同関係者は、「先月28日の韓米首脳の電話会談で、(トランプ氏が)自由の家と平和の家を正確に知っていた」とし、「電話会談の時、板門店に対して(トランプ氏が)『symbolic(象徴的な)』という単語を使った」と伝えた。

CNNは同日、ある消息筋を引用して「文氏が金正恩氏に(板門店が含まれた) DMZが米朝首脳会談のための最高の場所だと確信させた」と報じた。同消息筋は特に「トランプ氏がDMZの北朝鮮側を訪問することは歴史的な機会だ。文氏も(米朝)会談に参加できる」と説明したと、CNNは明らかにした。これは、板門店の韓国側の自由の家はもとより北朝鮮側の統一閣や板門閣でも会談が開かれることができ、状況によって南北米3者会談に拡大する可能性まで示唆したのだ。


黃仁贊 hic@donga.com · 朴庭勳 sunshade@donga.com