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金辰明氏、「非核化後の南北米は経済共同体を作るべきだ」

金辰明氏、「非核化後の南北米は経済共同体を作るべきだ」

Posted May. 12, 2018 09:12,   

Updated May. 12, 2018 09:12

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高高度ミサイル防衛システ(THAAD)を巡る韓中間対立をいち早く予感した「THAAD」、米国と中国との覇権戦争を扱った「米中戦争」など、韓半島の運命について深く掘り下げてきた小説で話題を集めてきた小説家の金辰明(キム・ジンミョン)(写真)。

彼は11日に発売された週刊東亜(トンア)とのインタビューで、最近の南北、米朝の対話局面は北朝鮮の偽装された平和攻勢だという一部の保守の懸念について、「金正恩(キム・ジョンウン)がショーをするなら、すぐにばれて、なおさら大きな危険に陥るはずなので、そんなショーをする理由がない」とし、「過去の学習効果のために信頼できないだけだ」と主張した。

金作家は、「米国がドルを維持する力は軍事力だが、北朝鮮はこれまで、米国が軍事力を育てる名分を提供してきた『必要悪』の役割をしてきた。今回の対話局面で、米国に対する北朝鮮の役割を変えなければならない」と強調した。さらに、「核放棄後、北朝鮮の経済を韓米日の経済同盟に編入させることが北朝鮮の体制安全はもとより、米国の国益にも役立つことを、金正恩国務委員長とドナルド・ランプ大統領に説得することが重要だ」と語った。

「北朝鮮の核廃棄と共に、米朝が関税同盟を結んで、北朝鮮で生産したものを関税なしで米国に輸出するように道を開けることである。北朝鮮は、米国に輸出で稼いだお金で、米国メーカーが生産する機械、プラント、スーパーコンピュータなどを購入する。そうなれば、米国は対中貿易赤字を減らすことができ、米製造業の輸出も増やす一石二鳥の効果を享受できる。北朝鮮は、米国の生産設備を持ち込んで国家基幹施設を構築し、早い時間内に経済を大きく立て直すことができる」

金作家は、南北米経済共同体を基本とするものの、日本を引き入れて安全弁をより確実に固めなければならないと強調した。「何人かの日本の右翼政治家の妄言を理由に、韓米日安保と経済フレームが揺らぐことになれば、韓国全体が危険になる。感情的問題を同盟と結びつけることは、国を危険にさらすことになる。在韓米軍と韓米日同盟は、韓国国益のためには欠かせない安全弁である」


ク・ジャホン記者 jhkoo@donga.com