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電子タバコにも喫煙警告画像を入れる

Posted May. 15, 2018 08:47,   

Updated May. 15, 2018 08:47

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タバコの箱に入る喫煙警告画像とフレーズが12月に全面入れ替えられる。警戒心を最大化するために警告画像はさらに強くなり、フレーズは数値で具体化された。また、アイコスとグロー、リルなどの紙巻型と液状型電子タバコにも警告画像が義務付けられる。

保健福祉部(福祉部)は14日、たばこの箱に新たに入る喫煙警告画像とフレーズの試案12種を公開した。これまで一般タバコの箱に張り付けられた10種の警告画像がすべて変わる。このように画像を入れ替えるのは 、同じ警告画像を長期間使用すると、喫煙者に慣れと耐性が生じるからだ。

新しい警告画像とフレーズは肺癌、喉頭がん、口腔がん、心臓病、脳卒中など、喫煙によって誘発される疾患の危険性を具体的な数値と写真で強調したのが特徴である。たとえば、既存の警告画像は、肺がん手術の場面と共に、「肺がんの原因である喫煙!それでも吸いますか」というフレーズが書かれている。一方、新しい警告画像は、肺がんのために摘出された赤黒い肺と共に、「肺がんリスクが最大で26倍!吸いますか」というフレーズに変わる。

受動喫煙と妊産婦の喫煙、性機能障害、早期死亡など、疾患を直接示さない警告画像は、強度をより一層強めた。喫煙による早期死亡の画像の場合、現在は父親と母親、娘のうち、父親の顔が徐々に消える絵だが、新しい画像は喫煙者の遺影の前で家族が嗚咽する姿を盛り込んでいる。

アイコスなど、最近人気を得ている紙巻型電子タバコ(たばこの葉を蒸気で蒸す方式)と、既存の液状型電子タバコ(ニコチン溶液を使用)にも2種類の警告画像が新たに入る。現在は、電子タバコに「白黒注射器」の画像だけが描かれている。今後、紙巻型電子タバコには喫煙でできたがんの塊が、液状電子タバコには、首が鎖で縛られた喫煙者の姿(写真)が入れられる。

韓国内男性の喫煙率は40.7%(2016年基準)で、経済協力開発機構(OECD)の平均(23.0%)よりはるかに高い。これを受け、韓国国内では2016年12月、タバコの箱に警告画像を導入した。福祉部のクォン・ジュンウク健康政策局長は、「警告画像の表記面積を現在の30%から、先進国並みの65%以上に広げる案と、タバコの箱のデザインを一本化する無広告包装を検討している」と語った。


金潤鍾 zozo@donga.com