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米朝の儀典のベテランが対座、キム・チャンソンvsヘイギン

米朝の儀典のベテランが対座、キム・チャンソンvsヘイギン

Posted May. 30, 2018 08:22,   

Updated May. 30, 2018 08:22

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来月に米朝首脳会談が開かれる予定のシンガポールで29日、「ワシントンの賢者」と「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の執事」の会合が始まった。

首脳会談の儀典や警備、細部の日程などを議論するために実務代表団長の資格で対座した米国のヘイギン大統領首席補佐官代理(62)と北朝鮮のキム・チャンソン国務委員会部長(74)のことだ。トランプ大統領と金正恩氏の絶対的な信頼を受けているヘイギン氏とキム・チャンソン氏が実務協議をするという点で、大きな衝突なく歩み寄るという観測が流れている。

ヘイギン氏は2001~2008年、ブッシュ大統領の首席補佐官代理だったベテラン参謀だ。同じ共和党出身のトランプ政権でも同じ職責を担っている。

特に危機管理能力が優れているという。昨年のハリケーン「ハービー」が米南部を強打した時、大統領参謀が最初に尋ねた人がヘイギン氏だった。05年に米南東部を強打した超大型ハリケーン「カトリーナ」をホワイトハウスで体験した彼の経験談と助言を求めるためだった。それによりトランプ政権はハービーへの危機管理対処能力で合格点を受けた。民主党大統領候補だったヒラリー・クリントン氏の最側近であるフィリペ・レインズ氏は、「トランプ時代に核戦争を阻止する1次防御線」とヘイギン氏を評価した。

金正日(キム・ジョンイル)総書記に続き息子の正恩氏を補佐しているキム・チャンソン氏は、「金氏一家の執事」と呼ばれる。12年から正恩氏の書記室長(秘書室長格)を務め、最高指導者とその家族の生活を補佐し、労働党各省庁と機関の報告書を正恩氏に伝えるという。2月初め、金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長が平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加した時、随行秘書として韓国を訪れ、4月に板門店(パンムンジョム)で開かれた南北首脳会談の時も儀典と警備を担当する代表だった。


韓基渽 record@donga.com