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「探偵:リターンズ」権相佑、「家族ために努力する大黒柱、私と似たところも」

「探偵:リターンズ」権相佑、「家族ために努力する大黒柱、私と似たところも」

Posted June. 04, 2018 09:05,   

Updated June. 04, 2018 09:05

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「映画で主人公が鳥の巣のような髪で片手には子どもを抱き、家を出て行った妻を探すシーンがあります。そのシーンは私が見てもリアルでした。子どもを育てたことのある人だけができる演技ではないでしょうか。家の中の自分の姿のようで…」

3年ぶりにスクリーンに戻った俳優の権相佑(クォン・サンウ)さん(42)は13日に上映する「探偵:リターンズ」をこのように紹介した。国内最大の未解決殺人事件のカフェを運営するパワーブロガー、カン・デマン役で出演した権さんは、前作「探偵なふたり」に続き、ソン・ドンイルさんとのコミック・コンビでタッグを組んだ。今回は、元サイバー捜査隊の興信所業者、ヨチ(イ・グァンス)も合流した。

依然として多くの人が「天国の階段」や「マルチュク青春通り」の権さんを記憶するが、「探偵」のカン・デマンは赤ん坊のおんぶ紐とおむつカバンを持って現場を駆け回る。大袈裟で臆病だが、思いがけずに事件を解決するコミカルな役だ。

先月31日、ソウル鍾路区(チョンロク)のあるカフェで会った権さんは、「最近の映画では、完璧な人が現れて超能力を発揮するが、この映画は小市民の男が家族を養うために事件を探して能力以上のことをする話」と紹介した。

映画では、息子のルクヒ(9)と娘のリホ(3)の父親の演技も自然だった。権さんは子どもを育てる父親が犯人を捕まえに行くのが面白いポイントと話した。権さんは、「ノ・テス(ソン・ドンイル)との神経戦、完璧でない人たちが事件を暴くところが面白く、何より家族が一緒に見るとより楽しい映画」と話した。

権さんは、「人情ある顔」だけ除けば、映画の全てが気に入っていると話した。「顎のラインあたりに肉がつきました。カン・デマンなので、十分可能なビジュアルです。ハッハッ」

権さんが「探偵」シリーズの後続作を選んだ理由は何か。

「『探偵』シリーズは愛着がある作品です。1作目のオープニングス・コアが5万人でしたが、不利な環境を克服して口コミで260万人までになりました。続編が出るほどの成績ではないですが、『探偵』シリーズが持つ力で可能だったのかもしれません。今のところ反響がよく、気分がいいです」

権さんは最近、KBS「推理の女王」シーズン2にも出演し、「義理堅い」という評価を受けた。

「義理で続編に行くことはできません(笑)。でも観客に信頼される俳優になれるのは事実のようです。探偵もキャラクターの発展が可能なので継続することになりました。他の作品でまた別の姿を見せればいいですから」

「探偵」で権さんは、コンビのソン・ドンイルさんと相性がぴったりだった。まるで映画の中のカン・デマンとノ・テスのように自然に見えた。

「互いの心を知っているので。『演技しよう』ではなく、ただ普段のようにすればいいのでよかったです。ただ『撮影しよう』、終われば『ビールを飲もう』、ビールを飲んで『明日、何撮るのか』と悩む、こんな感じです。

権さんは次作で、成人ロマンティック・コメディ「二度しましょうか?」とアクション映画「神の一手」を準備している。

「一作は30、40代の男の結婚観についての話、もう一作で私が好きな最強のアクションをお見せします。何より今年は『探偵:リターンズ』がうまくいって、第3作を撮ることで製作会社が悩む状況になるといいです」


金民 kimmin@donga.com