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健康を守る睡眠時間は6~8時間

Posted June. 18, 2018 07:43,   

Updated June. 18, 2018 07:43

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睡眠時間が短すぎても問題だが、過度に長すぎても問題だ。韓国人10人に1人以上があまりにも睡眠時間が短く、100人のうち、1、2人は長すぎて健康上の問題で苦しんでいるという。韓国人の中年男女13万人を対象に行った史上最大規模の疫学研究から浮かび上がった。適正時間の睡眠をとらなければ、肥満など様々な代謝症候群(高血圧と糖尿病などの疾患を伴う現象)にかかる確率が急激に高まるという。健康を害さない適正睡眠時間は6~8時間だった。

ソウル大学医学部予防医学科の姜大熙(カン・デヒ)教授チームは、40~69歳の成人男女13万3608人の睡眠時間を分析して、国際学術誌「BMC公衆衛生」の13日付に発表した。研究チームは、血中コレステロール濃度や血糖濃度などの健康記録と睡眠時間の間の相関関係を分析した。その結果、睡眠時間の短い男性は、6~8時間の睡眠をとる男性に比べて腰回りが90センチ以上に増えるリスクが15%も高く、代謝症候群を患うリスクは12%高かった。女性も腰周りが太るリスクが9%上昇した。

過度に睡眠時間を取ることも問題だった。研究に参加した男性の1.5%と女性の1.7%は、一日に10時間以上を寝た。10時間以上を寝るは男性は、代謝症候群と共に血中中性脂肪の数値が高くなるリスクが28~33%高まった。女性は、代謝症候群のリスクが40%高くなり、腰回りの太るリスクが14%高まり、血糖と中性脂肪の濃度が高くなるリスクも39~41%増えた。「善玉コレステロール」といわれるHDL-Cは減少した。

論文第1著者であるクレア・キム・ソウル大学医学部研究員は、「韓国は、代謝症候群にかかった人の割合(罹患率)が高い国だ」とし、「睡眠時間のように改善可能な危害要素を見つける必要がある」と語った。


ユン・シンヨン東亜サイエンス記者 ashilla@donga.com