米歌手ボブ・ディラン(写真)が、ノーベル文学賞受賞後初めて来韓する。
公演企画会社A.I.MとパパスE&Mは、ディランが来月27日午後8時、ソウル松坡区(ソンパグ)のオリンピック公園体操競技場で来韓公演を行うと、19日明らかにした。
これまでディランの韓国公演は、2010年のソウル舞台が唯一だった。今回の公演は、2016年のノーベル文学賞受賞後初めてのことであり、8年ぶりに行われる通算2度目の来韓舞台となる。ディランは、最初の公演当時も体操競技場の舞台に立った。 「Like a Rolling Stome」「All Along the Watchtower」「Blowin 'in the Wind」「Highway 61 Revisited」「Desolation Row」のような代表曲を歌って長時間公演を行ったが、よく知られているおなじみの旋律を忠実に再現する代わりに、語るように歌を口から吐き出して、議論となった。片方からは、誠意がないという批判を、他方では、いつも異なる姿を見せており、「ディランらしい」という評価を受けた。
1960年代の詩的な歌詞とフォーク音楽でスターダムに上がったディランは、1988年、米ロックンロール名誉の殿堂入りを果たし、2000年は「音楽界のノーベル賞」と呼ばれるポーラー音楽賞をスウェーデン王室から受賞した。2012年は米大統領の自由のメダルを、2013年はフランスのレジオンドヌール勲章を叙勲した。ディランは昨年、38回目のレギュラアルバム「Triplicate」をリリースし、今年まで着実に録音と演奏活動を続けている。
今回の公演の入場券は27日正午から、ウィーメプ(wemakerprice.com)、インターパークチケット(ticket.interpark.com)で予約買いできる。入場料は11万〜16万5000ウォン。お問い合わせは02-336-1219まで。
イム・ヒユン記者 imi@donga.com