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発売から4ヶ月で5万台、飛ぶように売れる新型サンタフェ

発売から4ヶ月で5万台、飛ぶように売れる新型サンタフェ

Posted July. 02, 2018 08:36,   

Updated July. 02, 2018 08:36

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現代(ヒョンデ)自動車のスポーツユーティリティ車(SUV)サンタフェが、国内SUV史上初めて最短期間で5万台突破の記録を立てた。現代自は、この勢いを受け、国内SUVモデルでは初めて年間国内販売10万台突破と共に、米市場でのSUVブームにつなげていきたいという目標を立てた。

1日、現代自によると、先月26日時点でのサンタフェの今年の累積国内販売台数が5万台を超えた。最短期間での5万台突破記録である。これに先立った記録は、2014年に7ヶ月間で5万台販売を超えたサンタフェだった。今回の成果は、今年2月21日に新型サンタフェが発売される前の旧型サンタフェの販売台数(約7000台)も一部含まれているが、微々たるものである。予約台数だけを見れば、新型サンタフェはすでに5月末で5万3000台を記録した。

新型サンタフェは、事前予約初日に8000台が契約された後、3〜5月に月平均販売台数が1万台を超えて、爆発的な人気を集めている。現代自は当初、新型サンタフェの年間販売台数を8万4000台と見込んでいたが、この傾向が続くことになれば、販売目標を超えて、国内SUVでは初めて年間10万台の国内販売を達成できると見られる。これまで国内SUVの年間最多販売記録は、2015年にサンタフェが立てた9万2928台だった。

現在、国内SUV市場は、小型の割合が減り、中型の割合は伸びる傾向にある。今年5月までに国内自動車メーカーが販売した約20万台のSUVのうち、中型の割合は約9万台だった。SUV2台のうち1台が中型である。業界では、サンタフェがこのようなSUVの中型化傾向に合わせて、様々なパワートレインや様々な先端・便宜仕様を提供した戦略が功を奏したと見ている。

このような分析は、サンタフェの消費者選択傾向の調査結果からも分かる。現代自によると、5月末基準でサンタフェ客の年齢層を調べた結果、30代が23.2%、40代が26.7%、50代が27.4%で、均等な年齢を見せた。特に顧客がパワートレインを多様に選択していることが、調査の結果分かった。便宜仕様の中では、足の動きだけでトランクが開かれるスマートパワーテールゲートの適用割合が84.3%にのぼった。

サンタフェの突風は、SUVのラインナップが相対的に弱いという評価を受けてきた現代自動車としては朗報に違いない。特に米国市場でも勝負に出ることができるという期待が高まっている。昨年、現代自は米国市場で振るわなかった。昨年、米市場での販売台数は68万5555台で、2016年の販売台数(77万5005台)に比べて11.5%減少した。当時、米全体での自動車販売の減少率が1.8%だったことに比べると、手痛い業績だった。

一部では、不振の理由について、米市場での現代自のSUVラインナップの不在を挙げる声もある。昨年、米全体自動車市場でのピックアップトラックを含めたSUVの販売比率は65%で、セダン乗用車は35%だった。しかし、現代自の場合はセダンが64%、SUVは36%だった。市場の流れとは正反対である。

現代自は、新型サンタフェは、米SUV市場での販売業績の救援投手になると期待している。早ければ7月から米市場にデビューする予定である。現代自の関係者は、「現在、米市場では小型SUVコナが着実に人気を集めており、近いうちに一部性能を改善した準中型SUVツーソンが出てくる。続いて、大型SUVも年末に出る予定だ」とし、「新型サンタフェまでが加われば、強固になった米国内でのSUVラインナップを基に良い成績が出るだろう」とコメントした。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com