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北朝鮮が米兵遺骨引き渡す、トランプ氏「サンキュー金正恩」

北朝鮮が米兵遺骨引き渡す、トランプ氏「サンキュー金正恩」

Posted July. 28, 2018 09:34,   

Updated July. 28, 2018 09:34

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北朝鮮が27日、シンガポールで行われた米朝首脳会談の共同声明を履行する初の処置として韓国戦争に参戦した米兵の遺骨55柱を引き渡した。休戦協定締結65年となる同日、北朝鮮側がシンガポール声明履行の一歩を踏み出し、遅々として進まなかった米朝交渉と北朝鮮の非核化プロセスに速度がつくか注目される。

同日午前5時55分、米軍のC17グローブマスター輸送機が、国連軍司令部と米国防総省の戦争捕虜・戦闘時行方不明兵集計局(DPAA)関係者を乗せて京畿道烏山市(キョンギド・オサンシ)の米軍基地を出発し、北朝鮮の元山(ウォンサン)飛行場に向かった。午前11時、輸送機は米兵の遺骨55柱が入れられた木箱を乗せて戦闘機2機の援護を受けて烏山基地に戻った。

ホワイトハウスは引き渡し直後に声明を出し、「北朝鮮の行動と前向きな変化の機運に我々は勇気づけられている」と明らかにした。また、「今日の措置は、北朝鮮に残された遺骨の引き渡しといまだ戻っていない推定5300人の米国人を捜索の重大な第一歩だ」と強調した。米側は遺骨確認を終えた後、来月1日午後5時、烏山基地でブルックス在韓米軍司令官が出席して引き渡し式を開催する計画だ。トランプ米大統領も27日(現地時間)、ツイッターに、「今回の措置は多くの(米軍の)家族にとって偉大な瞬間になるだろう」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)氏、ありがとう」と謝意を伝えた。


申나리 journari@donga.com · 周成河 zsh75@donga.com